混合ワクチンで予防できる病気【パルボウイルス感染症】
5月も後半に突入しました!残念ながら緊急事態宣言が延長されましたのでお出かけはできませんが、今は感染拡大防止するために大切な時間。予防意識を高めるブログ、今回もお伝えいたします!院長の岩田です。
前回に引き続いて、混合ワクチンで予防管理できる病気として、 「パルボウイルス感染症」についてです! このウイルスは、犬および猫ともに感染する病気で、 犬では犬パルボウイルス感染症、 猫では猫汎白血球減少症や猫ウイルス性腸炎 と呼ばれます。
① 犬パルボウイルス感染症
パルボウイルスの感染によって発症する病気で、主に重度の胃腸症状を引き起こします。
罹患率および死亡率が高い感染症で、無治療では90%の死亡率という報告があります。
糞便や吐物を口や鼻から摂取することで感染し、移行抗体の消失する4-12週齢が感染のピークとなります。 免疫力が不十分であれば成犬での感染もあり得ます。
検査では、白血球数の減少およびタンパク濃度の低下、低血糖などが認められます。
このウイルスに対しては特効薬もなく手術などで治せるものはありませんので、治療は対症療法が中心となります。 積極的に治療を行えば、80-95%の生存率✨という報告がありますので、治療は必須になります。
そして何よりも、予防接種により十分な免疫をつけることが最重要です!!!
② 猫汎白血球減少症
犬と同様に消化器症状が特徴的な感染症で、妊娠動物では胎仔にも大きな悪影響が出ます。
食欲低下、嘔吐、下痢、発熱が主な症状であり、白血球の減少も顕著に認められます。
感染猫の吐物や便を介して空気感染しますので、隔離することが必須となります。
ワクチン未接種で感染することがほとんどですので、ワクチン接種がとても大切です!!!
また、死亡率も非常に高く感染力が強力な疾患なので、感染しないような対策が本当に重要になります。
今回は、パルボウイルスに関してご紹介いたしました。
次回は犬のアデノウイルスについてになります! 病気に関する知識を身につけ、漫然と予防するのではなく、目的を明確にした「攻めの予防」をしていきましょう!
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