慢性腎臓病の最新治療ガイドライン(IRIS 2023)について

query_builder 2024/04/11
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慢性腎臓病について


慢性腎臓病(以下CKD)は、ヒトにおいても完治はほぼ難しい病気とされており、多くの方が通院や投薬などで治療を行なっておられます。

実際、当院においても「CKD」と診断し、通院いただいている動物さんたちがおられます。現状、完治してあげられることは限りなく難しいですが、できるだけ本来の生活レベルを維持できるように、努めています。


IRIS(国際獣医腎臓病研究グループ)が提唱するCKDの治療ガイドラインがありまして、3〜4年毎にアップデートされており、去年の春に2023年版が公表されました。

感覚的になんとなくの治療は成果を期待できませんので、こうした世界基準の指針に則り、当院では治療をご提案しております。



(以下、IRISガイドラインです)



犬と猫のCKDについて

「片側あるいは両側の腎臓の構造的、機能的異常が3ヶ月以上継続する状態」と定義されます。臨床現場では、血液検査で腎機能マーカーのクレアチニン(Cre)と対称性ジメチルアルギニン(SDMA)が3ヶ月以上にわたって高い状態となります。ただし、CKDの診断には評価条件があるようなので、そちらも注意が必要です。

そして、実は血液検査で正常でもCKDと診断することもあります。

そのため、尿検査や超音波検査なども組み合わせて診断することが必要となります。

また、「急性」腎不全という病態もあり、「急性」と「慢性」が併発していたりもしますので、こちらも診断を慎重に行います(治療方針が大きく変わります!⚠️)


CKDのステージ分類

IRISによると、腎機能マーカー(Cre、SDMA)の値をもとにステージを分類します。血液検査は8時間以上の絶食が推奨されます。

また、サブステージ分類というものが設定されており、「蛋白尿」と「血圧」を持って判断しています。

ステージ分類、サブステージ分類によって、推奨される治療指針が変わりますので、非常に重要な指標となります。


ただし、各検査はストレスにより変動することもありますので、当院ではその子その子の状態を考慮して検査を選択しております。


CKDの治療

IRISによってステージ毎に推奨治療が提唱されています。

詳細は以下をご覧ください。

http://www.iris-kidney.com/pdf/IRIS_Pocket_Guide_to_CKD_2023.pdf

(海外サイトのため、英語での表記となっております)


CKDの治療は、食餌療法、リン吸着剤、抗血小板薬、点滴療法、貧血治療などといった複数の選択肢を組み合わせて実施していきます。



完治できない疾患なので、生涯にわたってのケアが必要なケースがほとんどです。治療方針はご相談しながら、ご家族との生活がより豊かなものになるようお手伝いいたします。

腎臓病でお悩みの方は、一度ご相談ください。


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