麻薬、始めました

query_builder 2021/04/19
ブログ
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日に日に暖かさが増してきておりますが、夜間は冷え込みますので、皆様ご自愛ください。
桜の時期は過ぎ去りましたが、ツツジやアザレアなど常に綺麗に花は咲いていますね。私も息子の保育園への送り迎えの道中、色々な花を見ては、「お花咲いてるよ〜」と言いますが、彼は「あ、ちゅうちゅうしゃ(救急車)!」「ゆうびんちゃ(郵便車)!」などなど、車に夢中です(トミカブーム真っ盛り)。。
子供は無垢でめちゃかわいいですね。皆様にとって動物達も大切な子供のような存在。安心して通える病院環境をつくるべく、全身全霊で頑張ろう。と思う今日この頃です。院長の岩田です。
さて、先日ですが、「麻薬施用者免許証」というものを発行してもらいました。
名前の通り、麻薬を取り扱うための免許なのですが、その目的は「動物達の痛みからの解放」です。
もちろん、誰でも勝手に使えるものではありませんので、ちゃんと国からの許可が必要になります。
切り傷や打撲などで「身体が傷ついた」という情報が発生すると、神経を伝って脳にその情報が届きます。そして、「痛い」と感じます。
(痛みの情報サイトより抜粋 https://toutsu.jp/ )
痛みは、体の防衛的な反応ですので、感じることが正常なのですが、長く続く痛みはやがてストレスとなり、二次的に問題を引き起こしてしまいます。
例えば、手術や慢性疾患などで強い痛みが予想される場合、痛みという刺激が体へストレスをかけることで、術後の回復が遅延したり、状態の悪化や更なる問題を引き起こします。そのような問題をできるだけ減らすため、「疼痛管理」が必要な場面があります。そこで登場するのが麻薬製剤で、動物病院では「ケタミン」「モルヒネ」「フェンタニル」などといったお薬を使用することが多いです。
手術には全身麻酔が必要となることがほとんどで、麻酔薬を用いて麻酔をかけます。全ての薬には、良い効果と良くない効果があり、麻酔薬も例外ではありません。血圧が低下したり、体温が低下したり、脳圧が上昇したり、色んな副作用が報告されています。その際、麻薬製剤を一緒に用いることで、必要な麻酔薬の量を減らすことができ、トータルで体への負担を軽減することが可能です。
そういった状況を迎えることは本来望みませんが、やむを得ない場合には、可能な限り動物たちの負担を減らしてあげることを考えます。
今回は少し堅い感じの内容になってしまいましたが、これからも皆様と動物たちの幸せな生活が、少しでも健康で長く続きますように!!✨✨
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